Disney+、英国・アイルランド・フランスで権威あるアニメ作品群を独占配信

Disney+とイギリスの配給会社Anime Ltd.は、日本アニメ映画の厳選されたライブラリーをイギリス、アイルランド、フランスの各プラットフォームに提供するための複数タイトル配信契約を締結した。7月2日に発表された本契約により、Disney+は業界で最も称賛される日本映画10本以上の独占配信権を獲得し、欧州最大のアニメファン市場の2か国における同サービスの「プレステージ・アニメ」の版図を大幅に拡大させた。
ラインナップは、現代のアニメ監督たちの傑作集のような内容だ。新海誠監督の『君の名は。』と『天気の子』がコレクションの柱となり、マモロウ・ホソダ監督のアカデミー賞およびゴールデングローブ賞ノミネート作品『ミライ』、サイバーファンタジー『BELLE』、そしてファンの間で人気を博す『サマーウォーズ』『狼の子供の雨と雪』『時をかける少女』が加わる。今敏監督の心理スリラー『パーフェクトブルー』と山田尚子監督の『聲の形』が感情のスペクトラムを埋め、押井守監督のカンヌ映画祭パルム・ドールノミネート作品『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2 イノセンス』と大友克洋監督のサイバーパンク傑作『AKIRA』が重厚なジャンル性を補強する。
作品ごとの地域別配信状況は異なる。『聲の形』と『AKIRA』はイギリスとアイルランドでのみ配信が確定しており、ホソダ監督と新海誠監督の作品群はイギリスとフランスの両国でストリーミング初公開となる。これは長年、断片化したプラットフォーム間でこれらの作品を探し回ってきた視聴者にとって重要な情報だ。個別の公開時期はまだ未定で、Disney+は各作品を2026年後半に順次配信する予定としている。
この提携は、アニメの劇場興行や映画祭での勢いが衰える兆しを見せないタイミングで実現した。Anime Ltd.の共同ディレクターであるケリー・カシム氏は、アヌシー国際アニメーション映画祭の直後にこのタイミングを強調。Disneyの幹部たちは、本契約を「見逃せない日本映画の物語を一つのサブスクリプション・プラットフォームに集約する試み」と位置づけ、欧州の視聴者がマーベルやピクサー作品と同様に、フラッグシップとなる日本映画を容易にアクセスできることを強く求めている現状を反映させた。
海峡のどちら側に住むオタクにとっても、本契約は単一のタイトルに関するニュースというよりは、アニメの正統な作品群がどこに存在するかという構造的な転換点を意味する。『君の名は。』を5度目に視聴するもよし、自宅で大画面で『パーフェクトブルー』を鑑賞するもよし、Disney+は日本映画の重要な配信先として一段と信頼性を増し、Anime Ltd.は長年築き上げてきたカタログを誇れるプラットフォームで配信できるようになった。





