

あらすじ
高校生のハル・吉岡は、平凡な日常を送っていたが、トラックにひかれそうになっていた猫王国のルネ王子を救う。その恩義に報いるため、猫王はハルに数々の贈り物をし、息子との結婚を提案する。コミュニケーションの誤解から、猫たちはハルがその申し出を受け入れたと信じてしまう。 この誤解を解こうと必死になるハルは、謎の声の助言に従い、猫事務所に足を運ぶ。しかし到着した瞬間、ハルは同僚の一人と共に誘拐されてしまう。二人の安全を案じた事務所の所長、バルーン・ハンバート・フォン・ギッキンゲンは、救出に向かう。 ハルが猫王国の出来事に深く関わるにつれ、徐々に猫の特質を帯びていくようになる。この変容に驚いたハルは、真の自分を見つけ出さねば、永久に猫になってしまうと悟る。猫の領域での冒険は、ハルに自己発見の旅へと導き、新たな自信を持って家路につく力を授ける。
制作背景
『猫の恩返し』は『耳をすませば』のスピンオフ作品であり、一部のキャラクターは両作品に登場するが、物語自体は関連していない。スタジオジブリは1999年、日本のテーマパーク向けに20分ほどの「猫プロジェクト」として制作を開始した。テーマパーク側のプロジェクト中止により、20分の短編映画は45分のプロジェクトへと発展し、最終的に長編映画となった。本作は、宮崎駿や高畑勲以外の監督によって制作されたスタジオジブリ映画として2作目にあたる。2002年の日本メディア芸術祭で優秀賞を受賞し、同年の第7回アニメーション神戸賞では長編映画賞も受賞した。

























