本作は、SF心理ドラマの続編である。常守朱は引き続き監視官として任務を遂行し、シビュラシステムの判断を執行する。彼女には新たな執行官たちと、シビュラに忠実に従う後輩監視官・霜月美佳が加わる。朱が自らの責務を熟考し、シビュラの決定の正しさに疑問を持ち始める中で、謎の脅威が現れる。何者かが犯罪係数——シビュラシステムが精神の安定性を評価し潜在的な犯罪者を特定するための指標——を操作する方法を発見したのである。その欠陥を利用し、犯人は殺人を犯し、現場に血で書かれた不可解なメッセージ「WC?」を残す。朱を含む第1分室は、この新たな敵との危険な闘いに巻き込まれる。彼らはシビュラシステムの正当性に挑戦し、朱の信念の根幹を揺るがす陰謀を暴くのである。