家族と共に暮らす静かなスイスの村で、ロメオは平和な日々を送っていた。しかし、その平穏は「死神」と呼ばれる悪名高いルイニの注目を集めることで崩れ去る。ルイニはミラノで煙突掃除夫として働かせるために子供らを誘拐する人物であり、ロメオもその標的となった。ロメオを従えさせるため、ルイニは家族のトウモロコシ畑に火を放ち、対立した際ロメオの父親を負傷させた。財政破綻と医療費の重圧に直面したロメオは、家族を救うために自発的にルイニの下で働くことを志願する。
ミラノに到着したロメオは、アルフレド・マルティーニと強い絆を結ぶ。後にアルフレドが別の主人に売られてしまうが、二人は連絡を取り合うことを誓い、友情はさらに深まった。煙突掃除夫としてのロメオは、雇い主や「狼の群れ」と呼ばれるギャング団による苛烈な苦難と虐待に耐え続けた。アルフレドとの再会を果たした二人は、他の煙突掃除夫たちを「黒い兄弟」の旗印の下に結集させる。彼らは狼の群れに対抗する方法を学び、互いの苦難を支え合う仲間となった。