『攻殻機動隊』展が神戸で大盛況、関西巡回もラストスパート

日本のアニメ『攻殻機動隊』シリーズ全体を網羅する国内初の大規模展覧会が、神戸の兵庫県立美術館で絶賛開催中。終盤戦も熱気を増している。
虎ノ門のTOKYO NODEで冬に開催された『GHOST IN THE SHELL: The Exhibition』は、7月17日から関西巡回を開始。8月30日まで開催され、夏休みの週末は予約優先制になることも案内されている。ファンは最後の「公安9課」体験に殺到している。
東京で観覧した人も、いま巡礼中の人も、口をそろえて「サイバーブレインのフル稼働」と語る。インタラクティブなタチコマのお出迎え、名シーンを呼び出せる全方位型「Nerve Net」検索ウォール、押井守・神山健治・黄瀬和哉・荒牧伸志の監督インタビュー、そして1600点以上の制作資料を揃えた巨大なDIGギャラリー。セル画は表面と裏面の彩色を両方観察できるよう展示され、空山基による等身大のギノイドがフロアを貫く。さらに、オプションのAR体験「CYBERBRAIN VISION(案内役はタチコマ)」や「笑い男ミラー」など、コスプレに寄り添うテクノロジーが主役級の注目を集めている。
神戸公演は単なる焼き直しではない。主催者はサイエンスSARUによる新作TVシリーズ『THE GHOST IN THE SHELL』のアーカイブ展示をリニューアルし、後半エピソードの未放送だったアナログ原画まで掘り起こしている。さらに平日はクロージングまでのカウントダウンフライヤーを配布し、終幕が近づく中で平日の来場も後押ししている。
オタクたちのX(旧ツイッター)のタイムラインには草薙素子の自撮りや分厚い画集の写真があふれており、まさに「生きた即売会」のよう。電脳化された熱気と混雑、そして8月30日にシェルがシャットダウンするまでの長い列に見合う価値がある。めったにないフランチャイズミュージアム展だ。





