

あらすじ
水精であるカッパへの長年の信仰は、日本の伝統の一部となってきた。彼らは川や湖に棲むと考えられ、目撃したと主張する者さえいた。カッパは絵画、彫刻、物語の題材として登場してきた。20世紀に入り、日本は高度に工業化された国となった。湖は埋め立てられ、川にはコンクリートの護岸が設けられ、農地には大量の化学物質が使用された。魚、昆虫、鳥、動物は住処を失い、カッパもまた同様だった。本作は、カッパが棲んでいた時代の日本の水辺の風景を鮮明に描き出している。もし環境汚染をこれ以上防ぎ、他の生き物が暮らしやすい環境を整えることができれば、再び彼らを目にできるかもしれないと示唆している。本作は1998年の毎日映画コンクール大藤信郎賞を受賞した。
制作背景
1998年、大藤信郎賞受賞作品。