

あらすじ
現代社会において、ほぼすべての人が将棋盤のような力によって持ち上げられ、動かされている。その役割を最初に担うのは「親」である。少年はこの将棋盤の道を進みながら成長し、親への依存を描く旅を遂げる。この家族構造の中で、各成員は特定の将棋盤の機能を担う。父がサイコロを転がし、母が少年を持ち上げる。少年は受動的に前に進むのみである。しかし、将棋盤をモデルにしたこの家族システムはどれほど持続し得るのか。やがて少年は家族との絆を断ち切ることを決意する。これは東京藝術大学大学院映画研究科アニメーション専攻の田中美樹による卒業制作である。