

海に落ちた月の話
Umi ni Ochita Tsuki no Hanashi
海に落ちた月の話
あらすじ
深い海に落ちた月は闇の中で目覚めた。そこにアンコウが現れた。月はなぜ海に落ちたのかをアンコウに話したが、アンコウは漁に忙しく話を聞こうとしなかった。魚を食べて去った後、サメがやってきた。サメは月を空へ持ち帰ろうとしたが、途中で疲れ果てて月を見捨てた。次にカニたちが現れた。彼らは満月の光を必要として卵を産むため、月を砂浜まで運んだ。卵を産み終えると、彼らは家へ戻った。砂浜に取り残された月は波にさらわれ、再び海へと戻ってしまった。月は丘を転がり、カメに落ちた。カメは非常に古く、多くのことを知っている存在だった。月は空へ戻る方法をカメに尋ねた。カメは砂に埋もれたエイに月を連れて行くよう頼んだ。エイは月を連れて行き、海の最も深い部分に月を落とした。月はさらに深く沈んでいった。海の底には大きな魚がいた。大きな魚の口から流れ出す光の粒子に包まれ、月は海面まで上昇し、溶けていった。 月は空へ戻ったのだろうか?このアニメーションは、見る人によってさまざまな解釈が可能である。現実か夢の中での出来事として、あるいは新しい月を生み出すために古い月が死ぬ物語として、あるいは魂が天国へ旅する物語として捉えられるかもしれない。視聴者がどのような解釈を選ぼうとも、この物語が伝えるのは肯定的なメッセージだ。すなわち、私たちはすべて存在を許されている、というメッセージである。このアニメーションに描かれているのは、私たち一瞬の存在を優しく包み込む小さな世界だ...
制作背景
2013年毎日映画コンクール大藤信郎賞受賞作品。









