『蟲師 続章 第2部』の世界において、古くから伝わる謎めいた存在「蟲」は、依然として人間の人生に不可解な変化をもたらしている。旅する蟲師の銀古は、これらの不可解で不気味な出来事に対処し続ける。時間ループから生ける影、さらには心を読む能力に至るまで、蟲の干渉による影響は明白であるが、銀古はさまざまな共同体を巡る中で、長期間にわたって現れるより微妙な兆候も調査する。
偶然にも、銀古は審判役を担い、蟲が祝福なのか呪いなのかを判定することになる。しかし、彼が区別しようとする境界は主観的なものに限られる。ある人々は、その力に圧倒されながらも、新たに得た能力を活用することを望む。他方、ある人々は、実際には災難から自身を守っている状態から、一刻も早く逃れたいと切望する。蟲と接触した者たちは、自らの行動が招き得るあり得ない結果と和解し、自覚していなかった傷を癒やすことを学ばねばならない。それを怠れば、理解不能な運命が待っているだろう。