Queen Beryl

概要

クイーン・ベルリルは『美少女戦士セーラームーン』シリーズの全作品において主要な悪役であり、その名は鉱物のベリルに由来する。彼女は莫大な魔力を有しているものの、主にその力を駆使して部下たちが収奪した生命エネルギーをクイーン・メタリアへ送ることに用いる。漫画版では、その出自はシルバー・ミレニアムに遡り、かつては美しい地球の少女であり、エンディミオン王子に深く恋していた。しかし、その想いは片思いに終わり、エンディミオンが月のセレーニ姫といる姿を目の当たりにしたことで心を打ち砕かれる。後に彼女は、エンディミオンを手中に収めることが太陽の悪の存在であるクイーン・メタリアと同盟を結んだ唯一の動機だったと語る。メタリアによって腐蝕され強化されたベルリルは地球を率いて月王国との戦争を挑んだ。エンディミオンがセレーニ姫を守ろうとしていた際、彼女は彼を殺害。その悲しみから姫は自らの命を絶つ。やがてセーラーヴィーナスが聖なる月の剣でベルリルを討ち取る。弱体化したクイーン・セレーニはメタリアを封印し、最期には王国全体を地球で生まれ変わらせるよう送り出す。ベルリルは「生まれ変わった」存在として二十世紀に戦士たちが再会する。ダーク・キングダムの女王として彼女はメタリアと意思疎通し、銀の結晶を探し出し目覚めたセーラー戦士たちを打ち負かすよう、転生した将軍たち、ジェダイト、ネフライト、ゾイサイト、クンツイトを指揮する。しかしその計画は結局失敗し、再びセーラーヴィーナスによって身体に剣を突き刺され殺害される。崩れ落ちる際、彼女はエンディミオンの名前を囁き、自分はただ彼を見守るしかなかったのだと呟いた。 アニメ版では、クイーン・ベルリルはセーラームーンほかセーラー戦士たちが月姫を探している間に東京の市民たちに対する攻撃を企てた。エンディミオン王子を拉致して洗脳し、恋人を殺害させるよう強要。彼が脱出して攻撃してきた際には、ふらりと倒れ込み、メタリアにさらに大きな力を求める。その結果、地球を破壊するためのメタリアの器と化した。セーラームーンがセレーニ姫へと変身し、銀の結晶の力をムーン・スティックと結びつけた際、ベルリルはメタリアと共に消滅した。漫画では、彼女に悲劇性がより強く描かれ、戻れないと悟る瞬間の後悔の念もわずかに示される。英語吹き替え版アニメでは、彼女の出自は省略され、単にネガヴァースという悪の異次元の支配者として描かれ、そこから逃れて攻撃を仕掛けたとされる。シーズン終了時、セーラームーンの勝利によりベルリルは再びネガヴァースへ追放される。

アニメ出演

登場作品 · Manga