Tachikoma

概要

タチコマは、『攻殻機動隊』シリーズに登場する人工知能搭載の戦闘車両で、『Stand Alone Complex』のサブユニバースに限定して現れる。蜘蛛のような多脚の戦闘機械として描かれ、人員輸送と移動兵器プラットフォームの両方の機能を果たす。小型の自動車を思わせるサイズで、ミドルブルーのカラーリング。頭部に三つ、腹部の下方に一つ、計四つの表情豊かな目を持ち、それぞれに三角測量に利用されたとみられるピンホールが設けられている。これらの目はしばしば典型的なアニメスタイルの表情へと変化する。 個別のAIによって操縦されるタチコマは、話し、子供らしく好奇心旺盛で、喜びに満ちた性格を示しながらも、現場では完璧なプロフェッショナルとして振る舞う。通常は人間の命令に従って自律して行動するが、腹部のコックピットから直接操縦することも可能。四本の脚と二腕を備え、ホロノミックドライブシステムを駆使して方向転換を自在に行いながら、多方向に動く車輪付き足パッドで高速走行あるいは歩行する。このシステムにより、あらゆる方向への移動が可能で、公道走行も可能なようだ。その他の能力としては、高いジャンプ、垂直あるいは逆さまの表面への付着、サーモプティック・カモフラージュの発動、そしてワイヤー・グラップリング用の接着糸ランチャーの搭載が挙げられる。ジャンピング・スパイダーを模した動きは、ターン時の体重移動や、ボールジョイントによる重厚な腹部のバランス制御に特徴があり、これらは『Stand Alone Complex』第2話「逃亡する証拠」で目立って描写されている。 標準装備として、右腕には7.62x51mm軽機関銃、左腕には伸縮式ケーブルを備えた汎用サイバーネット接続端子を装着。吻部には通常、爆薬やガス用の50mmグレネードランチャーが収められているが、これと交換可能で、6バレルの12.7x99mmガトリング砲に換装することもできる。そのAIは子供っぽさを湛え、『Stand Alone Complex』ではコミックリリーフの役割を担う。それぞれが個別の知性を持つものの、夜になると同期し、翌日には集積した経験に基づく同一の意識で目覚める。この同期により、全てのユニットが同じ記憶を共有するため、アイデンティティの混乱を招くことがある。

アニメ出演

登場作品 · Manga