
概要
遥か昔、無差別に道中の全てを破壊する独特かつ禁じられた虫がいた。カリブサ家の虫師がこれを自らの内に封印し、肌は墨のような色へと染まり、やがて命を落としたが、死ぬ直前に子供を授かった。以来、この呪いはカリブサ家の血筋を辿り、隔世ごとに現れるようになった。これを宿す者は体の一部が黒く変色し機能しなくなるが、彼らは禁じられた虫を束ねる術を会得した。他の虫が死ぬ様子を知ることでその存在を鎮め、墨のような模様にその物語を記すことで、禁じられた虫を紙に封印するのである。この役割を「記録者」と呼び、彼らは孤島のような家に住み、家系と虫師のみが訪れる膨大な文庫を管理している。 カリブサ・タヌウは4代目の記録者である。彼女の呪いは右足に宿り、杖に頼りながら片足で跳ねて歩かねばならないが、この動きには極めて熟練している。禁じられた虫による絶え間ない痛みを抱えつつも、彼女は虫やあらゆる生命を深く愛し、敬っている。誇り高くも優しき彼女は、その職務において極めて効果的な人物だ。彼女の究極の願いは、禁じられた虫の封印を完了し、ようやくジンコと共に旅に出ることである。







