
概要
うきた こうぞう、通称「うきたの投げ屋」として広く知られるこの十八歳の武道家は、身長180cm、体重92kgの逞しい体格を持つ。かつては組織ラグナロクで武田一騎と高賀太一と共に「技のトリオ」の一員だった彼は、後に新極真会へと寝返った。当初は隊長として務めていたが、戦闘能力の弱さが懸念されたため、副隊長へと降格させられた。うきたは柔道を修め、勝活剣の理念を掲げる道段位の持ち主だ。外見は短く尖った茶色の髪、あごの下の傷、そして常にサングラスをかけていることが特徴で、これらが彼にいかにも不良らしい風貌を与えているが、その瞳は優しい表情を浮かべている。武田によれば、うきたはラグナロクで最もハンサムな男性五人の一人に数えられるというが、その細身で引き締まった筋肉質の体格はそれを裏付けている。 当初、うきたは試合に勝つために卑劣な手段を好む不良少年だった。柔道への情熱が燃え上がり、ラグナロクへ入団したのだ。しかし、ケンイチと武田に敗れた後、彼は劇的な性格の変化を遂げた。不良としての振る舞いを捨て、名誉ある戦い方と、自分を守りたい人々を守るための戦いを貫くようになった。そして新極真会への深い愛情と、そこで築いた友情を育んだ。彼の忠誠心は、ラグナロク時代からの親友である武田との絆に最も顕著に表れている。武田を排除するよう命じられた際、うきたはそれを拒否し、友人の道を選んだ。この行動は、揺るぎない支援と絆を示すものだ。 恋愛面では、うきたは南条小夜子を想っており、彼女を喜ばせるために絵本を贈ったり、ペットの猫を彼女に見せたりするなど、様々な努力を惜しまない。彼女を強く守る姿勢も際立っており、彼女が拒絶してもキャプテン・チームのリーダーから彼女を守ったことがある。小夜子は公の場では恋愛感情を否定しているが、うきたの助けを求める言葉に顔を赤らめたり、戦いでの無事を心配したりするなど、さりげない愛情の兆しも見せている。ニイジマの計画、つまりうきたがキャプテン・チームにボコボコにされることには明確に反対し、自分がうきたを好きだという噂が囁かれると大慌てする。 うきたはケンイチとの信頼関係も強く、ケンイチの師匠や他の仲間ですら知らない個人的な悩みを打ち明ける。小夜子と美羽への想いを共有し、ふたつのカップルは似ていると仮定して、美羽との付き合い方について助言を与える。また、好きな女の子を落とそうとする際、ケンイチの真似をすることもある。うきたは、ケンイチが格闘家としても人間としても成長したことを深く敬愛しており、美羽にふさわしいと認め、彼が自分にも強くなりたいという気持ちをもたらしたと感謝している。師匠の町野は、うきたが最近、心の中で新たな炎を点火させたと指摘している。 成長を遂げたとはいえ、うきたは新極真会主力メンバーの中で最も弱い存在であるという自問自答に悩んでいる。デートの折、彼が白鳥に全てにおいて劣り、小夜子から守れなかったことで、彼女のほうから彼を守ろうとされたことが、彼の誇りを傷つけた。これはケンイチの経験とよく似ている。しかし、この屈辱は最終的に、再び白鳥と向き合い、小夜子の心を掴み、有能な格闘家としての価値を示すための勇気を与えた触媒となった。








