
概要
名はコウヤ。幼少期、貧困に喘ぐ母親に捨てられたコウヤは、彼が「Ǒkii-no(大きい奴)」と呼ぶある妖に育てられた。妖もまた彼を「Chiisai-no(小さい奴)」と呼んでいた。その生活が変わったのは、真夜中にロクタと出会った時だ。ロクタは新たな友人に「コウヤ」という名前を授けた。この名は「真夜中」を意味し、母が名付けてくれた名前を思い出せないという恐怖から、名前を忘れるまいとコウヤは熱心にこれを受け入れた。ロクタを忘れないためにコウヤは、Ǒkii-noにもこの新しい名で呼ぶよう頼み、妖をロクタと呼ぶようになった。この頃、エンキはハライへ旅立ちたいと望んだ。ハライが彼と母親の再会を果たせる穏やかな世界だと信じていたからだ。 その後、コウヤはエンのバク州の知事、アツユに出会う。アツユは表面上は親切に彼を歓迎し、その忠誠心に対して住居と正式な教育を提供した。この取り決めは、コウヤをエンの王ショウリュウを打倒するアツユの陰謀へと巻き込んだ。そのクーデターは君主の治世百年の時に起きた。アツユの敗北後、コウヤはエンを去り、「ケンロウシン(犬狼真君)」という称号を名乗った。黄の海を渡る旅人を護る天上の仙人だ。以来、コウヤはショリュウが約束した平和な楽園を築くのを待ち続けている。そこではコウヤとǑkii-noが共に暮らすことができるはずだと。






