Anzai, Mitsuyoshi

概要

安西光弘は湘北高校バスケットボール部の監督を務め、日本有数の名コーチとして知られ、全国の同業者からは「安西先生」という敬称で呼ばれている。現在の彼は冷静で落ち着いた人物だが、これはかつて「白髪鬼」と呼ばれ、厳格な大学監督だった過去とは対照的だ。この変化のきっかけは、かつての弟子である八重樫竜二の悲劇的な出来事にある。才能に恵まれた八重樫は、安西が重んじる厳格な基礎訓練に不満を持ち、より良い機会を求めて安西の反対を押し切ってアメリカへと渡った。安西はその後5年間、チームワークに欠ける八重樫のプレーを映した宛名のないビデオテープ一通だけを受け取り、それ以外の連絡はなかった。その状況は、八重樫が薬物の影響下で高速の正面衝突事故に巻き込まれて死去したという報せによって悲劇的に終わりを迎えた。八重樫の墓を訪れた安西は、彼が4年前に書きながら未送付のままだったという手紙を受け取る。そこには、反抗的な立ち去りへの深い後悔と、支援のなかったアメリカの大学バスケットボール生活での抑うつ感が綴られていた。この喪失に悲しんだ安西は大学監督を辞任し、厳格な規律重視の指導者から、温和な師匠へと変容し、「白髪仏」として知られるようになった。 穏やかな評判とは裏腹に、安西はあらゆる試合の行方を逆転させることができる天才的な戦略家だ。彼の持つカリスマ性は選手たちを鼓舞し、特に山王戦前の三井、宮城、桜木らの不安を和らげるのに貢献した。彼の影響力は絶大で、直接龍泉高校の田岡茂一監督からスカウトされた三井とリョータも、安西の存在を理由に湘北に残る道を選んだ。三井は安西を最高に敬愛しており、インターハイの湘北対龍泉戦で安西が心筋梗塞のため出場できなくなった際、ベンチに安西の写真を置き、それを拝んで祈りを捧げた。 安西はまた、花道桜木の才能を早期に見抜き、未熟な技術ながらもスターターに抜擢した。シュートが弱点である桜木の弱点を理解し、全国大会に向けて1週間で2万本のシュート練習を課した。安西は、桜木が彼を「親父」と呼んだり、興奮すると太鼓腹を揺らしたりする癖には寛容で、特に三井など他の選手が不快に思うような振る舞いも許容しているが、必要とあれば厳しく指導する。例えば、三井の一味との喧嘩に関与した桜木、三井、宮城、流川をベンチ入りさせ、対三浦台高校戦のインターハイ初戦への出場を禁止するなど、時には明確な規律を敷いている。

アニメ出演

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