
概要
アスタロシュ「アステ」・アスラン。オデッサとキエフの女公爵であり、新人類帝国の潜入工作員として活動している。当初は無骨で率直な性格で、人類を野蛮で無知な存在とみなし、極めて低い評価を下していた。この偏見は主に帝国のプロパガンダと、人類文化への接触不足に由来する。アステは「吸血鬼」という呼称を侮辱として拒絶し、「メトシェラ」を好む。彼女が使用する「ゲイボルグの剣」は、最も強力な近接武器とされる遺物であり、イオン化されたキセノンガスを用いて高密度・高温のプラズマブレードを発生させ、あらゆる物質を切断する。 ヴェネツィアでの任務、血まみれの吸血鬼であるエンドレ・クルザ逮捕の過程で、彼女の視点は変化する。バチカンの領土内でエンドレの行動が戦争の引き金となる恐れがあったためである。AX 機関のエイベル・ナイトロード神父とのパートナーシップを組んだアステは、エンドレにパートナーを殺された後、彼を殺害することに執着する。その怒りはリアルト橋の崩壊を招き、多数の人間が犠牲となった。爆発の際、アステを守ろうとして剣の反動から重傷を負ったエイベルに対し、深い後悔に駆られたアステは、その後のエンドレの追跡と逮捕において感情を制御するようになる。当初は「パートナー」という言葉に深い意味を持つアステにとってエイベルの用法に反感を抱いていたが、最終的には彼を信頼してその称号を受け入れる。この経験は、彼女が人類に対してより寛容になるきっかけともなった。 このパートナーシップは、バチカンと帝国間の秘密の和平交渉を促進する。その後、ローゼンクロイツ・オルデンによるカテリーナ枢機卿への暗殺未遂事件をきっかけに、アステはバチカンの外交官とメンフィス伯爵を護衛する。これにより、メトシェラとテランの間のさらなる戦争を防ぐための帝国の主要な代表者となった。 バックストーリーについては適応版により差異がある。小説版ではエンドレに殺されたパートナーはレニ・ヤルノシェ女伯爵であったが、アニメ版では男性に変更され、恋愛関係を示唆している。アニメでは、アステは当初吸血鬼関連の事件を調査するため派遣され、渋々ながらエイベルと共働する。厳格な面もあるが、思いやりと理解を示すこともできる。彼女は熟練した戦闘手で、先端から大規模なエネルギー弾を発射できる大型の伸縮式槍を操る。










