Mermaid Forest の伝説によれば、人魚の肉を食らえば不死身になるとされる。五百年を生きたユウタと、その相棒のマネは、その真実を身をもって知っている。しかし、その力を得ようと試みる者の多くは、命を落とすか、醜い怪物へと変貌してしまう。
五十五年前、姉のサワから人魚の血を分けてもらった桐生トワは、命を救うことができた。しかしその代償として、トワは永遠の若さを手に入れたものの、雪のような白髪と、怪物のような腕を背負うことになった。数十年にわたり、トワは桐生博士の助けを借りて、死んだ若者たちからの輸血によって、元の身体を取り戻そうと願ってきた。
ある日、マネは誤って死亡宣告を受け、トワのもとへ輸血のために運ばれてくる。マネが生きていることに気づいたトワは、自分自身を癒やすために、どこまでなら踏み込めるのかを決断を迫られる。ユウタは、手遅れになる前にマネを救い出せるのか?