
あらすじ
静かな湖に面した深い森の奥、人々が恐れる魔女の住む荒れ果てた小さな家がある。しかしその魔女は、賢い祖母から薬の調合を学んだ、穏やかな若き女性ローズだった。静かな生活が好きなローズだが、かつて一瞬だけ目にした、美しい騎士ハリジ・アズムに密かに想いを寄せている。 ハリジとの間に魔女と人間の社会という壁があることを知っていたローズは、4年間もその想いを隠し続けてきた。だが、ある日ハリジが突然、恋の薬を求めて彼女の門を叩く。ローズは驚き、心を砕かれる。ハリジの心はすでに別の女性に奪われていたが、ローズはそれでも彼を助けることにする。薬を調合する前に、ローズはハリジにありえない用事を次々と命じ、材料を集めさせる。時間を稼ぎ、二人が過ごせるわずかな時間を大切にしたいからだ。






