壊滅的な家族の悲劇により、ホームレスとなりテントで生活することを余儀なくされた本田透は、亡き母がよく語ってくれた十二支の話に慰めを見出していた。彼女は土地の境界に気づかず、うっかりと草摩家の土地にテントを張ってしまった。偶然、彼女は草摩家の年長者である草摩紫呉と、学校で人気の草摩由希に出会う。最初は彼女が近所に住んでいると思っていた二人は、ある晩彼女がテントに戻るのを見て真実に驚く。草摩家は透を一緒に住むよう招き入れて手を差し伸べ、彼女の状況は大幅に改善された。しかし、彼女の新たな生活は、由希とそのいとこである夾との激しい言い争いに偶然立ち会ったことで奇妙な方向へと向かう。止めに入ろうとした透は、草摩家の重大な秘密を明かしてしまう。その秘密とは、家族の者たちが異性に抱きしめられると十二支の動物に変身するというものだった。真実を知った透は、友情、恋愛、そして新たな家族の複雑さを乗り越えながら、ユニークでしばしばコミカルな人生の一章を歩み始める。